インバーター照明器具に冷却ブロワを取り付けました


ニッソーのカラーライト600をボズシのインバーター基板AQ−F55STを使って、ツイン管55Wに改造しました。
明るさには大満足ですが、かなり熱を持ち、水温も上がり気味になるので、冷却ブロワを取り付けました。


これが使用したブロワです。
秋月電子通商で1個200円で売っていました。格安ですが、日本サーボというきちんとしたメーカーの製品です。規格はこちらが参考になります。
定格の12Vで駆動すると大きな風切り音がしますので、電圧を変化させて回転数をコントロールできるようにしました。サーミスタによる温度感知型ではなく、LM317を使った手動型です。
写真左は同じく秋月電子通商で購入したACアダプターです。12Vで0.5A以上のものが必要です。




回路図、配線図です。部品数が少ないので6Pの平ラグ板の上に組み立てます。
LM317について詳しく知りたい方は、データシートを参照して下さい。


使用した部品です。特別な部品はありません。



LM317はシリコングリスを塗って放熱器に取り付けます。



平ラグ板に組んだところです。


ニッソーカラーライト600をツイン管55Wに改造したものです。詳しくはこちらを参照して下さい。


器具のカバーの中に部品を仮置きして、大体の取り付け位置を決めます。ブロワはインバーター基板の真上にセットします。周辺温度を下げることにより、基板の耐用期間を延ばすことが期待できます。



ブロワの取り付け穴を開けます。ハンドドリルで円周に沿って穴を開け、ニッパーでつなぎます。



穴が開いたら、カッターややすりでバリを取って整形します。取り付け用ビスのための2つの穴は現物合わせで位置を決めます。



湾曲している器具カバー上面に底が平らなブロワを取り付けるため、目張りをしました。商品名は分りませんが、すきま風を防ぐためのスポンジテープで、DIYショップで売られていたものです。



器具カバーに取り付けていきます。コード類の固定は、100円ショップで売っているコードクリップが便利です。



配線完了です。ニッソーカラーライト600にはスイッチが2つ付いていますので、1つは照明用、もう1つはブロワ用とします。
それぞれ独立してON OFFが可能です。



取り付けたブロワと回転数調整用のボリュームです。照明を消したときは、回転数を下げるようにして使っています。



完成です。プロワから熱風が吹き出してきます。以前は夏の水温が30度を超えることもありましたが、ブロワを常時回し、エアレーションを併用することにより、27度を超えることはなくなりました。ファン式クーラーとしての役目も果たしているようです。

完成後、約1年間使用しましたが、故障は皆無です。かなりホコリをかぶりますので、ときどき掃除機でメンテナンスしています。

2005.9.2



製作後10年以上経過しましたが、この照明器具は、まだ現役で稼働しています。
ホコリをかぶったので、メンテしました。

ブロワはホコリが詰まって、一度取り換えましたが、再度詰まってしまいましたので、5年ほど前に12cmのパソコン用の冷却ファンに取り換えました。
ブロワに比べて音が静かです。
また、ブロワは同じ規格のものは入手困難でしたが、12cmのパソコン用の冷却ファンは汎用品ですので、入手は容易です。


1年ほど使うとこんなになってしまいます。
年末年始の休みを利用して、清掃しました。


8cm→12cmのアダプターもこんな状態です。
掃除機できれいに清掃しました。


器具の裏側も相当汚れています。
これも掃除機できれいにしました。


インバーターの基板もきれいにしました。
購入して10年以上経過しましたが、強制空冷しているせいか、故障したことはありません。まだ使えそうです。


清掃済みのファンを取り付けたところ。
これでまた気持ち良く使えます。

2015.1.4




インバーター基板が不調となり、新しい基板に取り換えました。
12年近く使用できました。
この機会に、ランプのソケットも取り換えました。

2017.8.20


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2015年1月21日カウンター設置