中華DDSモジュールを発振させる

JA5NAF  2013.10.21



ネットで話題の中華DDS、中国製のDDSモジュールです。
↓は、ebayに出店しているNY PLATFORMという店が出していた画像です。
アナログディバイス社のAD9850BRSを搭載し、上は40MHzまで発振するということです。
1個7.8ドル(763円)で、とにかく安いので使ってみたいと思い、3個購入しました。







NY PLATFORMは回路図も公開していました。
現物と突き合わせたところ、回路図の間違いが判明しました。
J5の7ピンがGND、6ピンがD7です。


aitendoが公開している回路図です。同じものだと思われます。
この回路図にも同じ間違いがあります。

基板ジャンパーは、J1ショート、J2オープン、J3ショート、J4オープンにして使います。

AVRによる制御回路とソフトは、JA2GQPさんのものを使わせていただきました。
機能的に完成されており、カスタマイズも容易で、大変秀逸なソフトです。
GQPさん、どうもありがとうございました。
回路図とソースは、GQPさんのブログをご参照ください。

ユニバーサル基板に組み込みました。
部品数が少ないので、製作は楽です。

ソフトはGQPさんのブログからソースをコピーし、メモ帳にペーストして、適当な名前を付けて保存します。
コールサイン、周波数のカバー範囲、IF周波数など、自分の使用目的に合うように修正します。
それをBASCOM AVRの試用版でコンパイルし、生成されたhexファイルをAVR Studio 4でATmega168Pに書き込みます。
オリジナルの回路ではATmega88が使われていましたが、手持ちのATmega168Pでも$regfileを書き換えたら大丈夫でした。
また、ATmega328Pでも支障なく動作しました。

STEPを押すと、10Hz、100Hz、1KHz、10KHzに切り替わります。
RITの可変範囲は±10KHzです。
ロータリーエンコーダーによるコントロールもうまくいきます。
スムーズにUP DOWNできます。

LCDを外したところです。LCDの下にAVRを配しています。
全電流は130mAくらい流れますので、7805には放熱器が必要です。
12Vで使うとかなり熱くなります。8〜9Vで使うのが良いようです。


DDSモジュールはソケットに差し込んで使っています。
3個のモジュールを差し替えてチェックしたところ、すべて正常に動作しました。
FB801-43のトランスで4:1のインピーダンス変換を行い、50Ωで出力しています。



ISP接続のAVR書き込み器です。AVISPmkUに接続して使います。
TCXOを備えていますので、ヒューズビットを書き間違えて、外部発振器がないと書き込みできないAVRでも扱うことができます。

(2013.10.21)



100KHzステップを追加しました。

(2013.10.31)



香港の販売業者から5個購入しました。
送料を含めて27.25ドルでした。

外見の画像から同一のものと判断しました。
差し替えてチェックしたところ、すべて正常に動作しました。
(2013.12.28)



参考Web Page

JA2GQP’s Blog



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